ワード集  イベント  相互リンク

名前:東奏学園器楽部

114回定期公演

いいね!

レイアウト切り替え セーブデータへ お気に入り登録 よければお気に入り登録していってね!
「東奏学園で、ある事件が起きたの、です。」





クラスメイトA
「な、なにこれ!」

クラスメイトB
「あ、暗号かなにか?かな……。学校中の黒板に、ちょっとずつ違うメッセージが書いてあるらしいよ?」




「黒板いっぱいに大きな文字で謎の文章が書かれていたのです。」

「思わず私は、その場にいない暗号の主にツッコんでいたのです。」








「なんてアホな人だ……と。」








「その日の一日は、暗号の話で持ち切りでした。」

『あの暗号を書いたヤツはかなりのアホだ。』

『いや、極めつけのバカだ。』

「悪ふざけにしてももう少し頭を使わなくては、など、ひどい言われようで。」

「正直同感でした。」



「けれど、皆、暗号の話をするとき、笑っていてーーー。」

「考えてみれば、アホだなと思っていた私も、笑顔になっていたかも、しれません。」

「そう……そのことはずいぶん印象に残りました。」



「目立って、注目されて……単純に、うらやましかった。」








『学園一の美少女、小田桐アミ、至急、生徒指導室まで来なさい』







「その呼び出しに、思わず声を出して笑ってしまって。」

「つい好奇心がうずきーーー。」



私はその、学園一のアイドルをひとめ見たくなりま、した。