……。

(すぅ、と赤色に近い目が細められる)
(それと同時に伸ばされた指が、陶器を扱うような優しさをもって頬の輪郭をなぞる)

(羽根で撫でられたような感覚に思わず腰が引けるも、間髪入れずにもう片方の腕が背中に回された)
(ち、ちかい……!)

(簡単に触れられそうな距離まで鼻を寄せてきたⅣは、どこか愉しげに笑みを形作っている……)


も、もういい!もう大丈夫!!(真っ赤)

誘惑して