名前:Ⅳ
54回目のお茶会
見事ですねぇ
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そんな人が何故、とたじろぎかけるもそんな場合じゃない。
まだ子供と呼べる年齢の彼が怪我をした原因も、病院を拒む理由もどうでもいい。今はとにかく、彼を一刻も早く安全な場所へ。
病院がだめなら、思い付く場所は一つしかない。自宅だ。
「ふんっ……ぬ」
なるべく怪我に響かないように運ぼうとして、気絶した人間は思っているよりも重いことを知った。色々落ち着いたらトレーニングしよう……
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確か、全国大会出場者の……とにかく助けなきゃ