うーん、どうしようかなぁ?

(立てた人差し指をくるりと回したトロンが、隠し事をするようにクスクスと笑う)

君になら良いよ、なんて言ってみたいけど……
そんなことを気軽に言えないくらい、大事な大事な息子だからね。

だから、もしあの子自身がそうが望むのなら……


……ふふ。

(悪戯っぽい笑みを浮かべたトロンは、小さく肩を揺らしていた)

息子さんを私に下さい