名前:Ⅳ
54回目のお茶会
見事ですねぇ
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(それは、夕暮れに染まりゆく町を歩いていた日のことだった)
(夕飯時が近いからだろうか、川辺の煉瓦道を子供が駆け抜けていく)
(緩くカーブした道を走る背中を追い掛けた目は、その先でしゃがみこんだ少女を捉えて)
(青くて長い髪……あの制服はハートランド学園のものだろうか)
(ぼんやりと眺めていたその肩がびくりと跳ねたのが気になって、そっと爪先の向きを変えた)
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出会いの話-Ⅱ