名前:Ⅳ
54回目のお茶会
見事ですねぇ
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──。
(喉が、鳴った)
(空気が通った音だったろうか、生唾を飲んだ音だったろうか、覚えていない)
(ただ、夢に出てくるくらいにその名前が残っているのがなんとなく……)
むなしくて
(うれしくて)
(出来たことなんて、未練たらしくその髪を撫でることだけだった)
(「ここにいる」なんて、言えるはずもない)
とーます、いかないで……