……フ、フフ……

(くふくふと、耳を擽るような含み笑いが響く)
(そのままそっと抱き締められたかと思うと、不意に体が離れて)

(パン、と鼻先で音が弾けた)

(……二つ瞬きをして、ようやくそれがⅣの拍手の音だと気付いた)




──ねこだまし、じゃねぇけど。
正気に戻ったか?

お前、洗脳とか簡単に掛かりそうだよな……
あッぶねぇ……これ以上は俺が何しですか……


え、あ。うぅ、はずかし……

そう、かな?そうかも……?(とろん)