(……気が付けば、朝日が昇っていた)
(昇っていたというか、昇りきっている)
(……眩しいなぁ……)
(──と、背後にあるラボの扉がノックされた)
(ロックは掛けていなかったので、自動ドアはさも当然のようにプシュウと開いて、朝食の当番だったらしい
Ⅳが顔を覗かせて)

姉さん、もう朝飯できて──
…………姉さん?
これ、どういうことだ?

まーた徹夜したのか!?
昨日寝る前に聞いたらちゃんと「寝る」っつってたよな!? 急ぎの用事はないからって!!
なのになんでどう見ても作業途中なんだよ!! 寝ろっつったろうが!!