(カッパの運転手の声が終点を告げ、プシュウとドアが空く)
(木造の駅に人影はなく、切符を改札に通した音だけが響いた)

(駅舎を出れば、そこが目的の村だ)
(道らしい道もなく、無秩序に生えた木が適度に木陰を作っている……)

(ここが今日から過ごす、秋星あきほし村……)
(先住民が数人いると聞いていたけど、仲良くなれるだろうか……)


やぁ、初めまして

Δすっからかんの財布を握って