名前:Ⅳ
54回目のお茶会
見事ですねぇ
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……おう。
(目の前の芝生をぽんぽんと叩けば、トーマスはその場所に移動して)
(思いの外近付いてきた至極色の毛の塊、その穂先の蒲公英色がふわりと肌を撫でた)
あ、わり。近かったか。
……ん。いつでもいいぞ。
(座り直したトーマスの尾は、未だわさわさと揺れている)
Δ(丁寧にブラシをかけ)相変わらず綺麗な毛並みだね。いつも自分でするの?
Δしていいの?じゃあこっちおいで