……あら?
何だか浮かない顔してるわね。
何かあったの?
(あっ、ヴィル先輩……)
(なんでもないです。気にしないでください。)
……ハァ。
アンタね、自分の機嫌を自分でとろうとするのは立派だけど、アタシの前では強がらなくてもいいんじゃない?
アタシ、そんなに頼りないかしら。
(いや、そんなことは……!)
なら、ちゃんと頼ってちょうだい。
……アンタは笑ってた方がずっといいわ。
ほら、何ぼーっとしてんの。
お茶でも淹れてあげるから一緒に来なさい。
飲みながら話も聞いてあげるわ。
ヴィル先輩たちに取り入るアバズレって言われたんです…