名前:監督生

異世界に飛ばされて13日目


(こっそりとレオナ先輩について回ってみる。)
(先輩が歩く度にゆらゆらと揺れる尻尾が、見ていて楽しい。)

(あっ、角を曲がっ……!)

(見失わないように急いで角を曲がると、目の前に居た人にぶつかってしまった。)
(すみませ……、て、え?先輩?)

よぉ。そんなに俺について回って楽しかったかよ。


……歩くんなら後ろじゃなくて隣を歩け。
で、どこに向かうつもりだ?

(そう言うと、先輩は流れるように私の肩に手を回して颯爽と歩き出した。)

レオナ先輩について回る