あ?目ェ覚ましたのか?
……チッ、この部屋入った瞬間から血の匂いがすげぇんだよ。
おい、体調は?
(えっと、お腹が痛いのと少し気分が悪い位なので……)
(無理してこの部屋にいなくても大丈夫ですよ。)
……わざわざ俺が心配して来てやったっていうのになんだよ。
……いや、今のは俺が悪かったな。
おい、もっと端に詰めろ。
(え?)
だからお前がそこに寝てたら俺が寝れないだろ?
(そう言うと、レオナさんは私のベッドに潜り込んできた。)
(え、ちょっと……!)
冷やすと良くねぇんだろ。
おら、さっさと寝ちまえ。
次目ェ覚ましたら甘やかしてやるよ。
(レオナさんはそのまま私を抱きしめて昼寝を始めてしまった。)
(温めてくれてるのかな……?)
(耳元ですごいぐるぐる言ってるけど……)
(…でも、あったかい。おちつく……)