名前:監督生

異世界に飛ばされて13日目


……ラブレター?
それで、キミはよく知りもしない異性と出掛けてくると。

(はい!)
(でも、出掛けると言っても少しお茶するだけですよ?)

お茶するだけって……。
キミは本当に危機感が足りないね。
自分が女の子だということを、もっと理解しないといけないよ。

(そんな、大げさですよー!)
(少しお話してくるだけですから。)
(遅くならずに帰ってきます。)

(そういうと、リドル先輩はむくれた様子で首を振った。)

……ダメだ。行くことは許さない。
お茶会がしたいならボクとすればいいじゃないか。

飲みたいものも食べたいものも、キミが決めていいよ。
二人だけのお茶会だからね、規律違反があっても目を瞑ろう。

……返事は?


……はぁい、寮長。
はい!りょーちょー!!先輩とデートだ!約束ですよ!
リドル先輩に報告する