ん?それは何をしてるんだ?
(リボンだよー!)
(可愛いかなと思って!)
(私がそう言うと、ツノ太郎はマジカルペンを一振した。)
(そうすると、何も無かったところからふわっと綺麗なリボンが出てくる。)
それならば、僕よりも人の子の方が似合うだろう。
ほら、この僕が結んでやろう。
……もしかしてこれは、お揃いというやつじゃないか?
(うん、お揃いだね。)
(ほら、ツノ太郎と一緒だよ。)
ふふ、ハハハ!
まさかこの僕が人の子とお揃いとはな。
今日はとても気分がいい。
1日これで過ごしてやろう。
お前もそのまま過ごすんだぞ、人の子よ。
どうせなら同じ授業でも受けるか?
(ご機嫌なツノ太郎と並んで授業を受けた。)
(トレイン先生は何か言いたそうにしてたし、周りからの視線が痛い……)
(でもまぁ、ツノ太郎が嬉しそうだしいっか。)
ツノ太郎の角にリボンを結ぶ