(あっ、ジャミル先輩見てください!)
(えへへ、髪型お揃いにしちゃいました!)
(そう言って先輩の前でくるくる回る。)
(先輩ほど綺麗に編み込みは出来なかったけど、お揃いだと分かる位の出来にはなっていると思う。)
ジャミル:………全く君は。いつも突拍子も無いことをするな。
いや、似合ってるよ。君がしてると、何だか自分の髪型じゃ無いみたいだ。
(そう言うと先輩は側に近付いてきて、私の髪をサラサラと撫でた。)
ジャミル:ん、少し緩んできてしまっているな。
もし良ければ、今度は俺に結わせて貰えないか?
毎日してる髪型だから綺麗に結う自信はある。
それに、髪飾りも贈らせてくれ。
……どうせなら、完璧にお揃いにしたいだろう?
(ニコリと笑った先輩の後ろから、姿の見えなかったカリム先輩がひょっこりと顔を出した。)
カリム:ジャミルがいないと思ったら、監督生と話してたのか!
おっ、監督生。その髪型はどうしたんだ?
何だかジャミルみたいだな!
カリム:うーん、その髪型にするには少し装飾が足りない気がするな。
よしっ、髪飾りとか色々持ってこよう!
多分宝物庫にあった筈だし、どうせなら監督生に似合うのを見繕ってもいいな!
オーダーメイドで作らせるか!
ジャミル:………チッ、
オーダーメイド!?だ、大丈夫ですよ!それに…あの、髪飾りは今ジャミル先輩が贈って下さるってお話してたんです