名前:監督生

異世界に飛ばされて13日目


……いなくなる予定でもあるのですか?

(いえ、興味本位です。)
(ただの世間話だと思って聞いて下さい。)
 

なんだ、そういうことですね。

あぁ、考えたこともなかった。
そういえば貴方は異世界の人間でしたね。
きっといつかは元の世界に帰るのでしょう。


それならば。
その時が来ても帰れないように、今の内に契約を結んでしまいましょうか。

そしてその契約書は、絶対に手放しません。
僕が触れている限り契約書は無敵ですからね。

また砂にされるようなヘマはしませんよ。



……フフ、冗談ですよ。
そんな怯えた顔をしないでください。



その契約、アズール先輩に得はあるんですか…?
アズール先輩、私がいなくなったらどうします?