名前:監督生

異世界に飛ばされて13日目


(先輩に会いたくてモストロラウンジに来たけど、ちょうど席を外してるようだった。)
(ジェイド先輩に声をかけると、VIPルームに通される。)

『アズールが戻るまで此方でお待ち下さい。』

(そう声をかけると、彼は再び仕事に戻っていってしまった。)

(寂しいな……。)
(そう思って残されたコートにくるまると、丁度先輩が戻って来た音がした。)


……おや。
監督生さんが待っていると聞いたのですが、姿が見えませんね。

ふふ、そこに丸まってるのはどなたでしょう。
……まるで、蛸壺に隠れる子供みたいですね。


ほら監督生さん、出てきてください。
コートなんかよりも僕自身の方が良いでしょう?


恥ずかしさのあまりくるまったまま逃走を試みる
アズールのコートにくるまる