監督生、目が覚めたか？

(ごめん、寝ちゃってた……)

いや、こっちこそ起こしてしまって悪かった。
もう授業は終わったぞ。
体調はどうだ？

(少し楽になったよ。)
(心配して来てくれたの？ありがとう。)

……それは、
あれだけ顔色が悪かったんだ。
具合もすごい悪そうだったし、心配もするだろ。

もう起きられそうか？

(うーん、もう少し休んでようかな。)
(それから帰るから、デュースは先に帰って大丈夫だよ。)
(そう言うと、デュースはベッドの横の椅子を引いて腰掛けた。)


ダチが具合悪いのに置いて帰るわけないだろ。
もし歩いて帰れなくても、僕が連れて帰るから安心してほしい。


……それに僕には女の辛さは分からない。
何かして欲しいことがあったら、遠慮せず言ってくれ！

僕は友達であるのと同時に、頼れる男でもありたいからな！