名前:監督生

異世界に飛ばされて13日目


(私がそう言って身体を揺すると、ジャミル先輩はうっすらと目を開けた。)

ん……、監督生……?
ここは?

(私も今起きたこと、全部の部屋を見たけど窓も外に出れそうな所も無かったこと、モニターに書いてあったことを説明する。)
(それを聞くと、先輩は考え込んでしまった。)

(先輩?)

あぁいや、これはユニーク魔法の一種か魔具の類か考えていてな。
おそらく24時間ここで過ごす以外は出る方法は無いのだろう。
一応試してみてもいいが……。

(ジャミル先輩はチラリと私を伺うと、ソファへ誘導した。)

まぁ、それで出れるなら折角だからゆっくりするとしよう。
外のことは気になるが、ここからじゃ何も出来ないからな。


さぁ、ユウ。
何をして過ごそうか。

☆ジャミル先輩!!