(私がそう言って身体を揺すると、ジャミル先輩はうっすらと目を開けた。)
ん……、監督生……?
ここは?
(私も今起きたこと、全部の部屋を見たけど窓も外に出れそうな所も無かったこと、モニターに書いてあったことを説明する。)
(それを聞くと、先輩は考え込んでしまった。)
(先輩?)
あぁいや、これはユニーク魔法の一種か魔具の類か考えていてな。
おそらく24時間ここで過ごす以外は出る方法は無いのだろう。
一応試してみてもいいが……。
(ジャミル先輩はチラリと私を伺うと、ソファへ誘導した。)
まぁ、それで出れるなら折角だからゆっくりするとしよう。
外のことは気になるが、ここからじゃ何も出来ないからな。
さぁ、ユウ。
何をして過ごそうか。
☆ジャミル先輩!!