名前:監督生

異世界に飛ばされて13日目



……、監督生さん?

(ん、すみません……。)
(何だか少し眠くって……。)

(私がそう言うと、くすくすとアズール先輩の肩が揺れた。)

ふふ、いえ、すみません。
あなたって人は、本当に緊張感が無いんですね。

……疲れたのでしょう。
このまま少し休んだらどうですか?


あぁでも、このままでは首が疲れてしまいますね。
……ほら、少し固いかもしれませんが。

(肩に手を回されて、先輩の膝へ誘導される。)
(そのまま愛しそうに、さらさらと頭を撫でるものだから。)
(私は、そのまま眠気に身を任せた。)


……ふふ、寝てしまいましたね。
どうか、あなたの見る夢が安らかでありますように。


(微睡みの淵で、ふんわりとコロンが香った気がした。)

☆アズールにもたれてうとうとする