……、監督生さん?
(ん、すみません……。)
(何だか少し眠くって……。)
(私がそう言うと、くすくすとアズール先輩の肩が揺れた。)
ふふ、いえ、すみません。
あなたって人は、本当に緊張感が無いんですね。
……疲れたのでしょう。
このまま少し休んだらどうですか?
あぁでも、このままでは首が疲れてしまいますね。
……ほら、少し固いかもしれませんが。
(肩に手を回されて、先輩の膝へ誘導される。)
(そのまま愛しそうに、さらさらと頭を撫でるものだから。)
(私は、そのまま眠気に身を任せた。)
……ふふ、寝てしまいましたね。
どうか、あなたの見る夢が安らかでありますように。
(微睡みの淵で、ふんわりとコロンが香った気がした。)
☆アズールにもたれてうとうとする