名前:監督生

異世界に飛ばされて13日目


チッ、無防備に寝やがって。
こいつには危機感っつーのがねぇのか。
此処を誰の縄張りだと思ってんだ。

……御馳走が目の前に転がってるのに手を出さねぇ
なんざ、ライオンとして名折れだろ?
なぁ?ユウ。


…………、



(あれ、寝過ぎちゃったかな……)
(目を覚ますと、相変わらずレオナさんは私に背を向けて寝ていて。)
(細長い尻尾だけが、私の腕に絡み付いていた。)

(ふふ、喉鳴らしてる。)


…おやすみなさい、れおなさん(ふにゃっ)