名前:監督生

異世界に飛ばされて13日目


おー、起きた?
大分顔色戻ったじゃん。
マジで吃驚したんだからな、顔色真っ青だったし。

(……ごめんね、心配してくれたの?)

当たり前じゃん。
お前もオレが体調悪かったら心配してくれるでしょ?
それと一緒。

あと授業のノート取っといたから、後で写しなよ。
多分次、監督生当てられるぜ。

(う……、ありがとう。)

気にすんなって、大変なのは分かってるし。
……どう?もう起きられそう?

(うーん、まだもう少し休んでいこうかな。)
(寮までちょっと距離あるし。)

この学校無駄に広いもんなー。
分かった、オレもここで休んでいこっかな。
オレもちょっと寝るわ。

(えっ、エース?)

だーいじょうぶだって、ちゃんと起きるから。
で、その時もまだ体調悪かったら寮まで連れてってやるよ。
ほら、早く寝るぞ。

(そう言うと、エースは私のベッドの横の椅子に腰掛け、ベッドの端に突っ伏して寝てしまった。)
(もう、仕方ないなぁ。)

(……心配してくれてありがとね。)
(エースの髪を一撫でして、私も布団に潜り込んだ。)




……寝れるわけないじゃん。
監督生のばーか。

……ん、エース……?