名前:足立 透
収穫したキャベツ5個
花丸つけてあげる
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(真っ暗だった視界が段々と白に染まっていき、ピントが合うほどに黒く四角い枠が駆け抜けていくのが見える)
(いや、違う、これは──)
(“落ちている”)
(幾度となく見た演出は現実であり、体を襲う自由落下の感覚もまた現実だ)
(私は、今、“テレビの中に落ちている”)
(余りに非現実なそれに困惑しても、自由落下の最中に取れる行動などない)
(出来たことと言えば、仰向けの視界で四角が駆け抜けていくのを眺めながら、いつかくる衝撃を覚悟して身を固める程度だった)
──ドサッ
投じられた一石