言いたくもないお世辞を言って相手の女性のプロフィールまで覚えて、誕生日からかける言葉ひとつにまで気を配って……そんなことしたって、なんの役にも立たないのに。
昔から本当に欲しいものは何一つ手に入らないのに……全部壊せば楽になれるかな

(自分を必要としている人が誰1人としているわけないと気づいた。仕事を辞めた今日こそ出来る気がしたんだ。ロープをかけて椅子を用意し、これで解放される……椅子を蹴った時に未練がましく、大好きだった笑顔を思い出した)

*…史郎?どうしたの、すごい魘されてたみたいだけど…(目を覚ますと義姉と一緒に暮らしていた頃に戻っていた)
*史郎に嫉妬していた若いホスト達に陰で嘲笑されるようになる