恭子「ママ? 元気ないみたいだけど大丈夫? 具合悪いの? お医者さん行く? 私でよければついて行くから」
母「良いわ。具合なんて悪くないから。この前、何故か〇〇さんを食事に誘ったら断られたの。その前は〇〇さんとお茶したいと思ったのだけど、それも断られて……距離置かれるようなことしたかしら」
恭子「お……〇〇さん、忙しいんじゃないかな。〇〇さんは素敵な人だよ。ママと距離置く理由なんて、ないでしょ? あ、そうだ。今日は私がご飯作りたいな。〇〇さんから教わった美味しいハンバーグ作るからね! 」
母「……折角、素敵な娘ができたから喜んでいたのに。それに恭子は史郎と〇〇さんの家に最近頻繁に行くようじゃない。この前もそうよ。人様に迷惑ばかりかけて……そんなだからこの前のテストの出来も悪かったんだものね。部屋の漫画類は捨てましょう。ご飯も私が作るもの、不要よ。何もできないんだから、黙って勉強してれば良いの」
恭子「私、ママのこと大好きだよ。だから、これから少しでも役に立てるように頑張るね! お夕飯まで、お勉強します」
(部屋に戻りながら考える。ママの笑顔ずっと見てないなとかまた叱られちゃったとか、漫画捨てられちゃうのかなとか何も出来ない役立たずだと思われてるのかなとか。最後に、私は本当にママから愛されているのかなって考えたら……ただでさえ嫌いだった自分のことを大嫌いになった)
距離を置く