義母「〇〇さん、お久しぶりね。最近全く顔を出してくれないから、嫌われてしまったかと思っ……ごめんなさい。大きなゴミが見えた気がしたのだけど……気のせいよね」

(私が頷くと、義母は上品に笑った。そんな中、急に聞きなれた声で“こんにちは”と聞こえてきて、振り向けば長内が立っていた)

長内「気付きながら無視ってのは酷くないか? そんなんじゃみんなから愛想尽かされるぞ?

義母「〇〇さん、家にそろそろ入りましょう。さっきから少し、虫がうるさいの」

長内「相変わらず冷めたいな……イテッ‼︎

(長内も入ろうとしたその途端、彼の手を巻き込んだままお義母さんは入口を閉めた。苦痛に歪む長内へとお義母さんは冷ややかに笑い、鍵を閉めた)

お義母さん、実は海外住まいの親戚から頂きものがありまして
史郎の実家に行く時に長内がこっそりついてくる