長内「俺じゃないか? ま、紺野は言い寄られても上手く断るもんな。普通の男なら遊ぶだろ……変に女と距離取ってる節あるよな。もしかしてついに〇〇ちゃん以外では不能になったのか。嫁ちゃん、しっかり躾けてんな」

史郎「僕には〇〇っていう世界一大切な女性がいるんだ。愛している人を裏切ることなんてしない。それに、距離感を保っていないとセクハラだと思われたりするでしょ? 相手に嫌な思いさせたくないし、僕だって疑われたら嫌なだけ。普通のことだよ」

長内「ほ〜」

史郎「誰かさんみたいに仕事を押し付け、女性社員に手を出している人と一緒にはされたくないな。社内の風紀が……」

長内「なに言ってんだよ。完璧な男より少し欠点とかそういうのがある男がモテんの。隙が大事ってことだよ、分かってねえな」

史郎「僕には彼女以外にモテたいと思わないから、分からなくても支障はないよ」