史郎「あ……お姉さんが、くれたのに」
恭子「おにいちゃ、ごえんなさ……うぅ、うえぇんっ! 」
史郎「だ……大丈夫だよ、恭子。ごめんね、お兄ちゃんが悪かったよ。ぬいぐるみ、可愛いもんね。貸してあげれば良かったのに、意地悪しちゃってごめんね」
恭子「うぅっ、ううっ! おにちゃ 」
史郎「大丈夫だよ、大丈夫。怒ってないよ。ぬいぐるみ、頑張って縫ってみるね。直ったら恭子にあげる。僕男の子だし、恭子のお兄ちゃんだもん。泣かないで、ね? 良い子だから」
(小学校高学年くらいの史郎は幼い妹をあやしながら裁縫道具で直そうとしている)
ショタ史郎が動物園で買ってあげたぬいぐるみを恭子ちゃんにねだられて引っ張り合いになった末ぬいぐるみがちぎれてしまう