史郎「なんだって?」

長内「痛いって! 何すんだよ、俺は痴漢なんてしねえぞ。嫁ちゃんのことは触ってねえ

史郎「嫁ちゃんのこと“は”ということは、他の人の痴漢をしていた容疑はあるよね。そもそも君の言葉は信じられないし、君が触ってたのに気づいたから腕を掴んだんだけど」

長内「そんな……じゃあ間違えちまったのかもしれないな。わざとじゃないにしろ、悪かったよ

史郎「こういう時だけ潔白を証明して……君、普段なら誇らしげに“俺がやった”とか言いそうな物なのに。とりあえず次の駅で降りて」

長内「わあ、俺の信頼が0だったわ
この人痴漢です