祖母「うるさいのよ……貴女、本当に母親にそっくりね。騒がしくて人の迷惑も考えられない、汚らわしくて邪魔な存在のくせに……」

史郎「どう言うこと? 〇〇は良い子だよ。あんな女とは違う、〇〇は僕の娘なんだ。貴女たちみたいに心ない言葉で人を傷つける方が余程醜いよ」

祖母「史郎、貴方が女の子だったら、どれだけ良かったか……出来の悪い息子を持つと苦労が尽きないの。貴方は私の息子じゃない、さっさと失せなさい」

(恭子お姉ちゃんが私のことを抱っこしながら部屋を出ようとする。その時乾いた音がして、お祖父ちゃんがお祖母ちゃんを叱る声が聞こえてきた)

〒お姉ちゃん、嫌なことは嫌って言っていいんだよ
〒お父さん、お姉ちゃん、私チョコケーキ食べたい!ふわふわなココアのスポンジに、チョコのクリームと削ったチョコが乗ってるの!
〒ヘンタイくそじじいにいい顔したいなら一人で勝手にやってればいいのになんでお姉ちゃんを巻き込むかな…
〒やだやだおねーちゃんとケーキ食べるのー!