幸美「あれ、〇〇ちゃんもなんだ? 陽美も確か別人格が存在してたよね? たしか……眼鏡を外すと人格が代わってたでしょ。なんだっけ……あ、黎明雨蘭だ!」
陽美「わ……わァ……ァッ……」
幸美「道端であまりにも非常識な奴がいたよね、覚えてる? その時陽美が“眼鏡外したら私のもう1人の人格が暴れちゃうよ”とか言ってたんだ。だから私が眼鏡外してあげたんだよね」
陽美「や、やだ、それ以上はやめて……ワァッ、わッ……ァ……」
幸美「眼鏡外した後の陽美なら大丈夫、そう思ったんだよね。だから“あんた達、この人が言いたいことあるって”って話振ったら逃げちゃったよね。あの日から別人格の黎明雨蘭は見なくなったなぁ」
陽美「……」
(陽美さんは声を発しなくなった)
〒陽美さん…!?あの、もしかして今、黎明雨蘭さんですか…?黎明雨蘭さん、お願いします…!陽美さんを返してください!