史郎「ふーん……本当に? 恭子も同じ? 」

恭子「そ……うだよ。大体〇〇おねーちゃんは悪くないもん。うちがお願いしたことで……だからおねーちゃん、何も悪くないよ

史郎「運命の赤い糸がどうとか言ってた割に、随分とまあ……恭子、もう家に来ないでくれるかな。これ以上〇〇へ変な気起こされても困るし、〇〇も最近おかしいし……会わないでくれ」

恭子「お兄ちゃんがうちのことずっと嫌いだったの知ってるよ。今はうちだってお兄ちゃんが嫌いだよ、大嫌い。うちの欲しい物全部持ってるくせに、みんなから褒められて期待されてるくせに不満? 知ってる? お兄ちゃんが女の子だったらうちのこと産む必要すらなかったんだよ……女の子だからあれしちゃいけないこれしちゃいけないって、何言われても言うこと聞いて、何でも一生懸命頑張ってるのに……パパもママもお兄ちゃんのことばっかり‼︎ 確かにうちはおねーちゃんのこと大好き。でもそれのどこがいけないの? 初めて認めてくれた人を好きになっちゃいけないの? うちみたいな出来損ないは人を尊敬したり好きになることすらいけないの?

史郎「そう言うことを言ってるわけじゃない。我儘も程々にしてよ……昔から恭子は何も変わってない」

恭子「……うちが、わがまま? うちが悪いの? お兄ちゃんの方がずっと我儘じゃない‼︎

(荒れた様子で彼女が出て行った)

♂恭子を追いかける
待って、恭子ちゃん!(恭子を追いかけようとする)
♂後で恭子に会いに行く
♂親愛の意味だよ、女同士だし……(目を逸らす)