五十嵐「
あの、先輩ちゃんと寝てないんじゃないですか? 俺たちも仕事持ち帰ったりしますから、1人で抱え込まないでください。ご飯も食べなきゃ……体壊しますよ」
史郎「うるさいな、僕がどうなろうと君に関係ないだろ」
五十嵐「
す、すみません……目の下に隈が出来てるし、やつれてきた気がするので心配で……あの、ごめんなさい」
長内「
イライラしてるからって後輩に当たり散らすなよ〜。可哀想な五十嵐、涙目じゃねえか。紺野、帰れよ……疲れてんだろ」
史郎「……ごめん、五十嵐くん。でも放っておいて欲しいんだ」
小野寺「
……紺野さん、此処の資料ミスがあります。今日は仕事は持たずに帰って寝て下さい。このくらいの量は私がこなせます」
史郎「……僕の仕事だから、僕が終わらせる。構わないで」
小野寺「
なら私情を仕事に持ち込まないでください。最低限のマナーです。プライベートで何があったのかは知りませんが、紺野さんがミスするので私たちの仕事が増えます。一日中そんな調子でいられてはこちらもやり難いです。お休みになってください」
五十嵐「
小野寺、そんな言い方……」
長内「
酷くなんかねえよ。俺も同じこと思ってるし良いんじゃね? それに俺に文句言う時より随分とマイルドな言い方だぞ」
♂やっぱり心配になって家に帰る