夢みたいだ。あの男しかみていなかった彼女が、僕に手紙をくれてる。
この文章を考えるのに彼女の時間を使ってくれたんだ。その文章を書くために、便箋を選んで文字を書いて……時間をかけてくれたんだ。
嬉しい、とっても嬉しい。生きてて良かった、彼女の頭の隅っこに生きられるのが幸せだな。
彼女のことを知ることができるのが、何より嬉しいな

(きっちりと綺麗な字で文章が書いてあるが、一通の手紙の枚数はかなり長い)
♂手紙を送り合う内にちょっとした文通のようになる