君のもう浮気しないって言葉を何度も何度も信じてきたんだ。信じたって悉く裏切られたけど。
……それで、思ったんだ。どうして僕は何度も信じているんだろうって。
君は僕のことを救ってくれて愛してくれて、ずっと僕も愛し続けようと思ったんだ。君のこと愛してた。
でも君は僕を裏切るんだ。僕じゃなくても良いんだよね。僕を救った君が僕のことを殺すんだ。
……僕じゃなくて良いのは知ってる。だから子供もいない今、これからのことを考えたほうがいいと思うんだ

(柔らかい口調で言葉を続けているが、どことなく冷たさがあった。私の目を見ようとはしない、早く結論を出したいようだった)

♂でも史郎、本当に私と別れてもいい?(頰を撫でる)
♂ごめんなさい!ごめんなさい!捨てないで…(泣きながらすがり付く)
♂史郎と離婚して長内と結婚する
♂史郎は好きだが浮気を繰り返し愛想尽かされる