史郎「…………」
恭子「お兄ちゃん、ご飯だよ」
史郎「……あ、恭子。おはよう、今朝も晴れてて良い天気だね」
恭子「そうだね……お兄ちゃん、ご飯出来たって。一緒に食べようよ」
史郎「ああ、あまりお腹空いてないんだ。ごめん、いらないよ」
恭子「食べないでお薬飲むと具合悪くなっちゃうよ」
史郎「たった一食抜いても支障はないよ。仕事に行かなきゃ……準備しなきゃな」
恭子「お兄ちゃん……お薬飲もうよ」
史郎「どうして? 僕は、こんなに健康なのに?」
(〇〇さんと離婚したお兄ちゃんは元気がないだけだと思ってた。自殺の話を聞いてから徐々に酷くなっていく。お兄ちゃんは晴れていると言うけど外は土砂降りだし、もう夜なんだよ。ご飯だって一食抜いているだけじゃない、もう2日も食べ物に手をつけようとしないよね。仕事だって休職中だって言ってるのに……薬は、飲んでくれそうもない。お兄ちゃんは相変わらず微笑んでうちと話をしているけど、うちなんて視界に入ってなさそう。明らかに壊れていってる)
♂別れた後自殺する