何それ……繋がってるわけないでしょ。〇〇は、僕が元カノと今でも会ったりしてると思ってるんだ。僕、そんなに駄目な……うん、駄目な夫だよね。僕みたいな駄目な男、信用できないって、そういうことだよね。
僕の携帯見る? 何でも見て良いよ。パソコンも見て良いよ。パスワードも何もかも教えるよ。僕の郵便物も全部確認して良いよ。そうだ、僕の部屋を物色してみてよ。
そんなに僕を信用できないならGPSでもつけちゃおうか? うん、それが、良いんじゃないかな。

……僕が信用のない男だから〇〇に嫌な思いさせてるよね、ごめんね。ごめんなさい。〇〇に、このままだと愛想、尽かされちゃう。僕が、いつも情けない男だから……変わらなきゃ。嫌いにならないで、お願いだから、僕のこと……

(パソコンもスマホも見せてくれた。部屋も怪しいものはない。私との思い出ばかり大切に取っているようで、疑わしいものは何もなかった。目の前の彼は、頭を抱えて何かをつぶやいている)