僕はいつも君に救ってもらってばかりで、肝心な時には君の力になれない。そんな僕に謝らなくて良いよ、嫌な記憶なんて全部忘れちゃえば良い。君は僕のところに戻って来てくれた。僕のこと覚えていてくれたんだ。だから僕は嬉しいんだ……もう何も怒ってない。話す気になったら話してくれれば良い。僕から聞くことはないし、〇〇が怖い思いしたのなら思い出させたくない。
でもね、僕と一緒に生きて欲しいんだ。君がもしやり直したいって思ってくれているなら……僕はやり直したい。君の気持ちも僕も気持ちも今度はちゃんと伝えて、本当の意味で家族になろう。
(様子のおかしい彼女を見て誰か呼ぶべきかと戸惑ったが、覚悟を決めて抱き締めた)
♂ごめんなさい、史郎…ごめんなさい…ごめんなさい…(壊れたように謝罪を繰り返す)