長内「……思い出したくない? 何が怖いんだよ、ふざけんな。全部自業自得じゃねえか。何の覚悟もねえくせに、馬鹿だよな。ちゃんと思い出して、紺野の顔見てみろよ。コイツがどんな思いしてたかわかるか

史郎「うるさい、長内は黙れよ! 本人が思い出したくないって言ってるんだ! 思い出したくもないこと思い出させて引っ掻き回して楽しいのかよ! ……大丈夫だから、〇〇。思い出さないで良いから、思い出さないで、思い出すな。大丈夫、僕がついてるから。怖くないよ、大丈夫」

長内「お前の甘さが産んだ事態だろうが! 馬鹿言ってねえで、ちゃんと自分の考え伝えろよ。そんなことも出来ねえのか? お前がそんなだからこの女もお前に飽きたんだよ‼︎

史郎「僕だってこんな自分が嫌いなんだ、変われるものなら変わりたいよ‼︎ やり直したいって、ちゃんと思って……だから」

(長内を無理矢理追い出して〇〇のことを抱きしめる。泣き出す彼女を見ていると、何もできない自分がどんなに無能なのか思い知らされて、また絶望した)

♂ごめんなさい、と書き置きを残して自殺する
♂ごめんなさい、史郎…ごめんなさい…ごめんなさい…(壊れたように謝罪を繰り返す)
♂い、いや…思い出したくない…怖い…いや…いやぁ…!(頭を押さえながら泣き出す)