母「史郎のことは心配なんてしていないわ。お兄ちゃんだものね……成績も良いし、私がなにも言わなくても進路も余裕でしょう」
史郎「そうだね。母さんたちの期待に応えられるように頑張るよ」
母「問題は恭子よ。あの子、物覚えも悪いしすぐ泣くし、わがままなのよね」
史郎「恭子はまだ子供だから、正座するのも落ち着かないのかもしれないね。きっと大丈夫だよ」
母「そうね。恭子が良い大人になるために頑張らなきゃいけないわ。貴方も頑張りなさい」
(母親と話している時の彼は唇を噛み締めている。彼が母親といる時は、仲の良い生徒も近づくことはないのだ)
⇔三者面談でお母さんに会う