認めて欲しいんだ、親から褒められたい。ちゃんと僕でいいんだって、思ってもらいたい。僕じゃなきゃいけないって思って欲しいって、それだけだったんだ。
何頑張っても認めてもらえなくて、成績もスポーツも何もかも、どんどんしていたことが当たり前になっていくし、寧ろ親戚からは女だったらって……僕は認めて欲しいんだ。誰でも良いわけじゃなくて、そのままの僕で良いんだよって。

そんなことを考えてるみっともなくて弱いよ。幸せなんてこの歳になってもよくわからないし、自分のことも自分でよくわからない。誰かのために行動してみんなから好かれても、結局それは本当の僕でないのかなって思うし、期待されれば重くなる。でも頑張らなきゃって……そうするとみんなに嘘ついてるみたいで苦しい。

幸せになりたいけど、僕にそんな資格があるとは思えないんだ

……な、なんてね

⇔話してくれてありがとう、私は史郎くんのご両親にはなれないけど今ここにいるそのままの史郎くんが誰よりも好き、史郎くんに幸せになって欲しいっていつでも思ってる
⇔みっともないって思ってるのに話してくれてありがとう。でも褒められたい、認められたいって思うのは皆同じだよ
⇔『幸せそう』と『幸せ』は違うんだよ……だから史郎くんの思い全て吐き出して良いんだよ?