俺は捨てられるんですね……良いですよ。そんなことになるんだろうなぁって、最近ずっと思ってました。
薄々勘付いてたからよく泣いたんです。でも気付きました……悲観的になるより幸せな時間を多く2人で過ごした方が、お互いに良いと思ったんです。俺、間違ってなかった。
俺が先輩好みの女の人だったらなぁ……結婚も出来たかもしれないのに。すみません。

結婚おめでとうございます、●●先輩。幸せになってくださいね。

(呆気なく別れてくれた。それから数日後、職場に来るのが遅れていたので気にしていると、明るい笑顔で出勤した。その左手には見知らぬ指輪が付けてあった)


→……五十嵐、その指輪は何?
→なんだ、お前も実は女がいた?本当に呆れる
→結婚式の前日に自殺する
→親が決めた女と結婚する事になった、ごめん