知りません、別れた人のことなんて。いつだってそうだった。俺のこと傷つけるだけ傷つけてそれで1人で自分を責めて自分を傷つけて、それで俺がまた傷ついて。八つ当たりもされた、喧嘩ばかりだった。
それでも俺は好きだったのに、あの人は俺を好きじゃなくて……知田さんのことが大好きだったじゃないか。俺の気持ちと知田さんのこと比べて、俺の気持ちが劣ってると言ったんだ。自分を愛してるのは知田さんの方だって、そう言った。
俺が身を引いたから、思い通りにならないからこの仕返しですか? 馬鹿にするのも大概にしろよ。あんな人のために流す涙なんて無い、無いんだ
(弟のことを葬儀に行くよう説得するが、かなり反抗して絶対に行こうとはしなかった。あの日から弟は自分を傷つけるようになった) →俺の自殺で絶望した遊が春を責める
→絶望して病院屋上から飛び降りる