これは俺に向けてじゃない……こんなこと、知らない。あの人は、●●さんは俺を好きじゃない‼︎ 知田さんを好きだったんだ‼︎ 俺を好きなわけない……。だっていつも俺は比べられて最後には……嘘だ、こんなの嘘だ。全部嘘だ、夢だ、夢なんだ。は、はは……嫌な夢、夢だ起きなくちゃ好きなんて嘘だ死んだなんて嘘、俺が好きなのは……あの時話し合ってれば俺に戻ってくれた? 捨てられたっていじけないで伝え続けたら……あれ?
う、あ……俺が全部、悪い。だって、話し合ってたら先輩は、笑ってくれたかもしれないのに。
俺が大好きな人を壊したんじゃないか
(弟に届いた遺書に嫌な予感がした。その日春が自殺をした。経緯を知っていたからこそ、あることが葬儀の場で頭を巡っていた。結局家族より恋人が大好きだったんだなと)
→好きだったと書かれた遺書を送る