(玄関を開けたのは幸いなことに五十嵐だった。謝罪の言葉をかけると、悲しそうに俯いて“帰ってください”と呟いた)
●●先輩が酒やめてくれるように、これ以上ストレスを与えないように離れました。目障りだってことを自覚したので仕事も辞めてアパート引き払って実家に戻って来ました。だから先輩、立ち直れたんですよね? やっぱり離れた方が正解だったんです。
●●先輩への気持ち中々捨てられないので、未練のないように新しく好きな人を作ることにします。
最初から俺がウジウジしてウザかったんです。逃げてばかりで、気付いたらもう遅かったんです。だから先輩に謝られることなんて1つもないですし、責任とかどうでも良いんで帰って下さい。さよなら
(玄関のドアを閉められた) →ドアの前でいつまでも待つ→また酒に依存して、家に引きこもる
→五十嵐の実家に会いに行って謝罪する