いただろうが……代わりなんて腐るほどいただろうが!
(刃物を取り上げられたと思うと、五十嵐が自分の手首を見せてきた。俺の傷よりずっと深く切ったことがあるのか、酷い傷跡がかなり残っている)
これ分かります? 貴方に捨てられてからずっと増えてるんです。でも手首こんなだと気味が悪いと言われるので、最近は太腿とか二の腕とか目に見えないところ切ってます。
最近は気に入らないことがあると切る癖がつきました……ねえ、こんな男なんですよ。
せめてあの時に別の別れ方したら、こんな思いしなくて済んだのに……先輩って、馬鹿ですよね。
……その腕手当てしてあげます。うちまで来て下さい。→手当てが終わったらまた終わり?なら手当てなんていらないよ、むしろこのまま死んだ方が良い……うっ…… (痛がる)
→お前の代わりなんてない… (目の前でリストカットする)