駄目です、先輩は死んだら駄目。俺が嫌なんですよね。俺が消えたら忘れられますから、大丈夫……先輩が痛い思いするの俺嫌です。これ以上、先輩に嫌な想いさせないように、俺が死にます。大丈夫、大丈夫。だいじょ、ごめんなさい……死なないでください! 俺、が……俺がいますぐ逝きます。お願いします、生きてて欲しいんです。先輩のこと好きな人はいっぱいいるんです。求められてるのは●●さんです。俺は、いなくなっちゃえば忘れられる程度の存在だから、良いんです。お願い、生きてください。お願いします! 今すぐですから、大丈夫ですから‼︎
(必死に止められたと思うと、五十嵐はプレゼントしたことのある名入り包丁を手にして、それを自分の首に刺し続けた。血が吹き出す度に何度も謝罪の言葉を紡ごうとして、最後には倒れて息絶えた)
→♂僕、もう死にたい……だからささっと退いてくれ……もう全部疲れた、忘れたい