俺の作った料理なんて……やっぱりゴミ、なんだ。俺がゴミだから仕方ないか。見向きもしてくれなかった。
料理なんてもうやめよう。作る人間がこんなゴミじゃ……食材も食べる人にも申し訳ない。俺が悪いんだ、汚いから。俺が悪いんだ、全部……俺、先輩のためにできることない。そばにいる資格なんてないな。ごめんなさい、最後まで嫌な思いさせてごめんなさい。

(初めて作ったとき、笑顔で美味しいって喜んでくれた料理は残飯に投げ捨てた。その日から、味覚がおかしくなった。何を食べても味がしない、わからない。ストレスだと診断されて、唯一の取り柄も失った。恋人も取り柄も趣味も失って、俺には何が残るのだろう)


→♂ごめん…五十嵐…言いすぎたよな。また今度メシ作ってくれよ(言い過ぎたことを反省して謝罪する)
→♂飯が出てないことを責める
→♂…いらない。多分吐くから(目を合わせずに寝室に入る)