そう、ですか……やめたいですか。俺とはもう付き合えないってことですか? はは、そうですよね。こんな俺、もう嫌いになりますよね。
大切なことには変わりないのに……どうしたら伝わるのか、俺もわからない。貴方に嘘をつきたくなくて、いつだって好きで……でも一番って、なんですか。恋人で愛してるのは●●さんだけなのに伝わらないんです。
きっと……俺じゃ、やっぱり駄目だったんですよね。知田さんならきっと●●さんって答える。あの人はきっと他の何をおいても貴方を選ぶでしょ。だから、やっぱり俺じゃないんだ……結局俺じゃ幸せにしてあげられない。だって俺の気持ちは最後まで伝わらなかったんだから。
俺、●●さんには幸せになって欲しいんです。その幸せは●●さんを誰よりも愛してくれる人が●●さんと一緒に幸せになることで、こんな自殺しようとしたりしないんです。
幸せに生きてください。ちゃんと生きてくださいね、これはお返しします。●●さんのモルモットちゃんのことは啓介くんに任せていますから、安心してください。
(泣きそうな顔で手の中の家の鍵を俺に握らせて、笑顔を作って出て行った。退院しても家には誰もいない、職場で見かけることもなかった)
→……いつになったらお前の一番になれるの?無理そうだからもうやめたい。